金曜日の礼拝

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ムスリムが多く住むクランタン州、トレンガヌ州ジョホール州、クダ州は、いわゆる週末は金曜日と土曜日である。そして金曜日の昼頃になると、ムスリムの男たちが礼拝のためモスクに集まる。

当時の私は、週末が金土ということくらいしか知らなくて、ある金曜日に、コタバル中心にあるMasjid Muhammadiを訪れたのも、単純に、人がたくさん集まり始めるのを見て、何があるんだろうと思ってのことだった。

 

モスクで自分の場所を確保する人や、すでにお祈りを始めている人をモスクの周りにめぐらされた柵の外から、興味深く眺めたり、こっそり写真を撮ったりしていた。

ふと我に返り、あたりを見回してみると・・・私の周りには遠慮のないマレー人たちの輪ができあがっていた。

当然のことながら、全員が顔の濃いクランタンのマレー人の男たち。その中に、ロングの髪を隠さずThe 日本人女の私・・・相当目立っていたはずだ。

びっくりして固まる私を見たマレー人たち。どこから来た?なに日本だと?一人か?など次々と質問した後、誰もが、ここで見てて大丈夫だとにこやかに言い、それぞれモスクに入っていった。

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マレーシアに行き始めたとき、彼らが熱心に信仰する宗教に対し、自分の興味のために写真を撮ったり、モスクに上がり込んだりするのを嫌がられるのではと思っていて、それらをなるべく遠慮していた。でも、どのモスクに行っても、彼らはちっとも嫌がることなく、逆に、イスラム教徒でない私が来るのを歓迎してくれたし、イスラムの教えや導き、幸運を、初めて会う私にも教えようと、与えようとしてくれる人もいて、その気持ちがうれしかった。

 

礼拝のときに写真を撮っても良いか尋ねると、ほとんどの人はOKだと言ってくれる。ただ、ひざまずく姿は土下座の写真を撮っているような気持ちだし、礼拝に集中しているときにシャッターの音は耳障りだろうから、カメラをずっと構えることはない。それでもいつも撮らせてもらっているのは、それぞれのモスクの建築の美しさだけではなくて、熱心に祈るムスリムの姿が、荘厳なものに見えるから、それを、残しておきたい。 

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あまり大きいモスクではなく、モスクの中、さらに外まで人がいっぱいで、入りきれないひとたちは柵のまわりでお祈りをしていた。

 

モスクに行く度に彼らの信仰心とフレンドリーさを知り、そして自分とそれらの距離が縮んでいくのを感じる。

 

それから・・・このMasjid Muhammadi、行くと必ず濃すぎる思い出ができる場所となっている・・・。